きっかけ

『座位が変われば暮らしが変わる』

今、私がやりたいと思っていることのきっかけとなった本の名前です。

  

20代半ば頃から、家具工房で家具の制作を教わっていました。

家具を作りたいと思うきっかけはあったのですが、

自分が何をつくりたいのか? という具体的な構想はありませんでした。

  

当時、家具を学びながら、介護施設で仕事をしていました。

家具の会社ではなく、介護の会社。

人と関わる、体を動かす仕事がしたいと思って選んだように思います。

福祉用具・家具にも興味がありました。

  

施設にいる利用者さんの多くの方が車いす生活で、

座っていても自ら姿勢を保つのが難しく、

体が傾いていたり、食事を摂りにくそうにしていました。

どうにかならないものか…

  

ある時、先輩の職員さんが、

「前の職場では、食事の時は車いすから椅子に座り替えてたよ」

と言われました。

車いすで姿勢が崩れているのに、椅子に座り替えて大丈夫なのだろうか?

見守り付きで利用者さんを車いすから椅子に移って頂きました。

すると、真っすぐ座っておられる。

もちろん見守りは必要ですが、車いすの時より全然良い!

すごく衝撃的だった気がします。

(※利用者さんによっては、椅子に座り替えることが危険な場合があります。利用者さんの状態、職員の配置など色んな事を考えた上で実践する必要があります。)

  

その事があってから ‛座る’ ことについて調べ始め、その本に出会いました。

思えばきっかけは、先輩のお言葉でした。

とても感謝しています。

  

長くなりそうなので、続きはまた次回。